ヒビカラカラ

この頃


この頃



蓮の葉に乗れると想っていた頃


蓮の葉になんて乗れないと知った頃


そして また


蓮の葉に乗れたらと想うこの頃


変わっていくのは自分で たった1人で
それは誰のせいでもないのだと


改めて知った この頃



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包み込むということ。


包み込むということ。



失くさなくてもいい


感じないくらいに

どんなに激しく刺さっても

その痛みを優しく思えるくらいに


せめて お互いに

そう思えるくらいに なれたら

棘すらも愛せるように なれたら



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数えきれないくらいに。


数えきれないくらいに。



クリーム色の朝の光


哀しくて笑う


それでも 
きっと撮り続ける


朝の椅子


夜を越えた 朝の椅子



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歪む。


歪む。



手を繋ぎ

言葉を重ね

体を繋ぎ

心を重ね


罪と罰と幸福の

不揃い

幸福と罰と罪の

不揃い



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削除


削除


痛いよ

痛い

イタイ イタイ


笑っちゃうくらいに

痛いよ

笑ってよ 笑ったらいい



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離れない文字


離れない文字



知らなかったことを


ふいに知ってしまうことは


覚悟ですか?


諦めですか?


喜びですか?


悲しみですか?


誰か どれも違うと言って

お願いだから



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てがみ


てがみ


咲こうと想えば

きっと何処ででも咲けるのかも


そう 手紙を書いて

そして 破いた



それは 咲きたい人のお話

それは 光が見える人のお話



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遠い空の 向こうに


遠い空の 向こうに


遠い空の 向こうに
いつも きみがいる

深い空 冬の匂い 風の音
ふたりの場所は 違うけれど

いつも きみの鼓動を感じるんだ

どんなに 遠くても コトバは届くから
手紙を書くよ ずっと ずっと

こころの軋んだ つらい想いも
いつか 雪が隠してくれるよね

知らない誰かが おろかだと笑っても
声にならない叫びに 落ちていっても

大切な 大切な きみへ

笑顔の苦手な
きみの しあわせを願うよ

いつも 願うよ


****

遠い空の 向こうに
Kotona*kan vol.22 ( text by yuki@moving-on / photo by hayano )
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薄心


薄心



すべては消える

一瞬で


言葉だって そんなもの


薄心



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渦の行く先


渦の行く先



隣には
寄り添うように黒い渦がある

きっと
半分はそこへいっているのだろう


そこは
天国の廃墟のような場所


天国でも地獄でも
そんなことどうでもいいけれど

ほんとうは ね


最後くらい
自分で選ばせてほしいと
ただ願うだけ



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光の後ろ


光の後ろ


信じられないのなら

信じなければいい


貝殻のような感傷なんて無関係に

今日も 波は嘘のように金色に光り

知らない誰かの胸を満たす


ねぇ 教えてよ


あなたは私を

私はあなたを

なぜ こんなにも必要としてしまうのか


信じることを知らないわたしに

そのくらい 教えてよ



********

光の後ろ
Kotona*kan vol.21 ( photo by yuki@moving-on / text by hayano)
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ゆらゆらと


ゆらゆらと



ナニモノでもなく


ただ ユラユラと


たった一粒を


見つめ続けることもできず


ナニモノでもなく


ただ ユラユラと


落としたコトバを


拾い続ける



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いつか。


いつか。



ちいさく折りたたんで 

わたしを箱にしまって


そして

あなたの箱へ入れてください


窓際に置いてくれたら

そこから水辺が見えるなら うれしい



きっと笑っていれる気がするよ

そんな気がするよ




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薔薇


薔薇



枯れることのない


薔薇



そうだとしたら 幸福だろうか



私にとって


あなたが




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重い扉


重い扉



ずっと見ていた ずっと

横顔を その指を


深く刻んだと思っていた 深く深く


重い扉



でも それは外側だけだった

どんなに見つめても 中は見えない


重い扉



閉じられている扉の その鍵を 

わたしは持っているのだろうか


閉じられている私の扉も

いつか開かれるのだろうか


光が眩しくて 今は わからないよ



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夢の 残像


夢の 残像



ねぇ 覚えている?

わたしは 覚えているよ


再会するなんて 思っていなかったから

涼しい顔 していても

こころは 動揺して

うれしくて 泣きそうだった


ねぇ 不思議だね

ちいさな ささいなことまで

鮮明に 覚えているよ

夢の残像は 消えてしまうのに


ねぇ 初めて知ったよ

忘れられないヒトがいるって 意味を

    何度も

    何度も

  あなたの名前を 問いかけることなんだね
  
  こころの奥底で ずっと


ねぇ 覚えている?

わたしは 覚えているよ


****

夢の 残像
Kotona*kan vol.20 ( text by yuki@moving-on / photo by hayano )

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それだけ。


それだけ。



広い空なんて必要ない


欲しいのは


こんなちいさな椅子

それだけでいい


ただ重なり合えるだけの

そんなちいさな椅子


他に必要なものなんて


わたしは


もう 忘れてしまったから



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空と心のバランス


空と心のバランス



遮るもののない北の空は


あまりに無防備で


低く重く わたしを押し潰す


空と心のバランス



ちらりと見えるくらいが


わたしには丁度いい

これくらいが 丁度いい


息ができる


生きてゆける気がする



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病心


病心



信じない 誰も


どんな言葉も 


自分の気持ちさえも



そう 

あなたと同じだよ




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声



こんなときだから

こんなときだからこそ


その声がほしいのに



欲しいのに



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灼熱


灼熱



倒れそうなくらいの暑さは


灼熱



空のせいだろうか




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