
光っては 揺れるもの
揺れては 光るもの
失ったものが
すべて水の底にあるのならいいのに
失った自分も
水の底にいるのなら 寂しいこともないのに
水面から水底へ
躊躇するとしても ほんの一瞬
ほんの一瞬 躊躇するフリをするだけ
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グレイの壁 ピンクの枝
見上げて 見つめて 見惚れる
いつも同じことだけを 思い出す
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蕾の美しさ 花の美しさ
生きてるんだもの
精一杯キレイに咲かなくちゃね
あなたのために特別にハートの形に咲いてみたよ
どう? キレイかな?
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守られるより
守る人になりたい
あなたの中の ちいさな孤独を
守る人になりたい
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下を向いて歩いていても
太陽が見れる時もあるんだね
水の中の太陽は
いつものよりも ほんの少し優しかったよ
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こんなにたくさんが
いつも仲良しでいられるなんて
人間なんかより ずっとずっとおりこう
ちょっと憂鬱な場所への通り道
彼らを見て 一呼吸するのがお決まり
寒くてもくっついていて温かそうで
くっつきたい と 冷たい空を見て想う
暖かな場所にいる 誰かと
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惹きつけられてしかたない
いろ いろ 色
鮮やかすぎる あなた
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こんな空の下を歩いた気がした
ずうっと昔
息も白い早朝の空
空の低さに不安になることもなかった
ずうっと昔
変わってゆくことなんて怖くなかった
ずっとずっと昔
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ふたり花 あなたが望むことの
うらがわに
根を張るわたしは
あなたの前で
どんな顔で咲こうとも
充たされることなんてないよ
それでも
春の陽が恋しいのは
悪いことですか?
さっきから
ペンの先ばかり見つめています
手紙少年。 vol.6
ふたり花
text by bb□/photo by hayano
鏡 空 あの日以来
向こう側にいっていない
雨止んだ街が恐かったから
もしあなたが
わたしを探していたら
目が合ってしまったら
一瞬で溢れてしまうから
いま抱えてるもの全部
好きなものも 嫌いなものも全部
鏡空に飛ばないための重し
でも もういいね
雨音は胸の音
おどろくほど静かな音
もうしばらく
止まないでほしい
この手紙を書き終えるまで
手紙少年。 vol.5
鏡 空
text by bb□ / photo by hayano

見つけているのに
わからないふりをする あなた
見つけてくれないとわかっているのに
動けない わたし
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どうしたって上手くいかない
そういうこともあると知ったのはいつだったろう
その時 自分は何を感じたのか
もう思い出すことさえできない
どうしたって先が見えない
そう知っていても繋がってしまうのはなぜだろう
それが罪になるのなら
自分が受ける罰はどんなだろう
君が受ける罰は どんなだろう
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逃げていいのは 追われてから
追ってもいないのに逃げるなんて
それって 反則なんだから
そう 思わない?
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