
もう 結ぶ約束もなくて
束の間に 惹かれあった夢
別々の場所へ 離れていく
とても遠くから 届けたい
深い寂寥から 届けたい
「瞬間」という永遠
「好き」という永遠
わたしの中で永遠は作られる
それだけで わたしは
ずっと 歩いてゆける
寂寥の光の中へ
text by yuki/ photo by hayano

迷路 絡まりあう枝
華もなく 暗く絡まりあう路
何処にいるのか わからないの
何処へゆきたいのか わからないの
光は何処にあるのでしょう
光だと思っていたあなたは 光ではなかったの?
私はこれから 何を探していけば良いのでしょう

音もなく 音もなく 音もなく
雪って静かに降ってくるものなんだよ
暗闇の中に 音もなくただ静かに
白く白く光って 空から落ちてくる
そこに立って ずっとそのままで
私に降り積もってくれたらいいのに
大事な想いを抱いて立っているから
どうぞ 私に降り積もって全て覆い尽くして欲しい
もうそろそろ いいでしょう

燃えるような赤 今、この瞬間を燃えている赤
あまりの鮮やかさに 触れると火傷をしそう

赤い波 赤いツタ 静かに垂れ下がる赤
少しづつ茶に変わりゆく赤 ちょっと寂しそう

緑から黄色へ 黄色から赤へ 薄赤い赤
真っ赤になる前に 風に飛ばされてしまったの

ふんわり柔らかな陽射しに温められると
みんな いい顔になるんだね
カサカサな落ち葉の心地良さそうな笑顔
陽射しを体全体で浴びて笑ってる
小さく縮こまっている私の心も
秋の陽射しに温めてもらおうと思うの
きっと きっと笑顔になれる気がする
落ち葉とあなたと私のひなたぼっこ
もちろん 付き合ってくれるでしょう?

深い深い森の奥
簡単には辿り着けない 深い深い森の奥
白く淡い光を放つ花を探しに
辿り着いた者だけが 奇蹟を体験できるんだ
強い強い想いを抱いて やっと見つけた白い花
私はゆくよ 花の中へ
でも
どうして泣いているのだろう
やっと あなたの元へゆくことができるのに

彼女の目にはどんなふうに映っているのだろう
じっと動かず言葉も発せずただ見つめる
あなたが大きくなっても
変わらない風景だったらいいのにね
後ろで小さな背中を見つめながら想う
遠い昔、自分も同じ経験をしたような気がして
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