ヒビカラカラ

始まりの冬


始まりの冬


歩き出す また 歩き出す

向かう場所は違っても
前だけを見て

冬の凛とした空気に
それぞれの気配を少しだけ感じながら

歩き出す 笑顔で 歩き出す


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寂寥の光の中へ


寂寥の光の中へ


もう 結ぶ約束もなくて

束の間に 惹かれあった夢
別々の場所へ 離れていく

とても遠くから 届けたい
深い寂寥から 届けたい

「瞬間」という永遠
「好き」という永遠
わたしの中で永遠は作られる

それだけで わたしは
ずっと 歩いてゆける



寂寥の光の中へ
text by yuki/ photo by hayano
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迷路


迷路


迷路 絡まりあう枝
華もなく 暗く絡まりあう路

何処にいるのか わからないの
何処へゆきたいのか わからないの

光は何処にあるのでしょう
光だと思っていたあなたは 光ではなかったの?

私はこれから 何を探していけば良いのでしょう

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泣かないで


泣かないで



泣いてるの? それは涙なの?
哀しい涙?  嬉しい涙?

泣かないで  泣かないで
そんなに綺麗に泣かないで

憧れてしまうよ
そんな綺麗に泣かれてしまうと

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ツリー


ツリー



キラキラのイルミネーションもいいけど
こんなツリーもいいでしょ

初雪で出来た今年初めてのツリー

一緒に見上げたかったな


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初雪


hatuyuki


音もなく 音もなく 音もなく

雪って静かに降ってくるものなんだよ

暗闇の中に 音もなくただ静かに
白く白く光って 空から落ちてくる

そこに立って ずっとそのままで
私に降り積もってくれたらいいのに
大事な想いを抱いて立っているから
どうぞ 私に降り積もって全て覆い尽くして欲しい

もうそろそろ いいでしょう

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飛びたい


飛びたい


いつまで?
いつまで此処にいてくれる?

寒いのは苦手だね お互いに

君は遠くへゆけるけど
飛べない私はどうしようかな

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最後の赤


赤


燃えるような赤 今、この瞬間を燃えている赤
あまりの鮮やかさに 触れると火傷をしそう

赤いツタ


赤い波 赤いツタ 静かに垂れ下がる赤
少しづつ茶に変わりゆく赤 ちょっと寂しそう

紅葉


緑から黄色へ 黄色から赤へ 薄赤い赤
真っ赤になる前に 風に飛ばされてしまったの

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半分


半分


何を話しても 何を想っても 実感がない

何故なら 今の自分は影だから

実体は今 何処にいるのだろう

見つけ出さなくちゃいけない

見つけ出さなくちゃ 
私は一人にすらなれないのだから

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ひなたぼっこ


ひなたぼっこ


ふんわり柔らかな陽射しに温められると
みんな いい顔になるんだね

カサカサな落ち葉の心地良さそうな笑顔
陽射しを体全体で浴びて笑ってる

小さく縮こまっている私の心も
秋の陽射しに温めてもらおうと思うの
きっと きっと笑顔になれる気がする

落ち葉とあなたと私のひなたぼっこ
もちろん 付き合ってくれるでしょう?

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好きだった


好きだった


好きだった

名前を呼ぶときの あの音が
私の芯まで響く あの音が
たまらなく好きだった

あなたの声が形作る私

聴かせて もう一度だけでいい

聴かせて

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枯れ葉プール


枯れ葉プール


カラカラに喉が渇いたんだね

次々と水の中へジャンプする枯れ葉達

彼らにとっては命の泉なのかな
喉を潤す枯れ葉のプール

ほんの少し指を入れたら「人間はダメ」って叱られちゃった
落ち葉専用の枯れ葉プール

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こんにちは


こんにちは



ふと上を見上げたら

『こんにちはー』と挨拶された気がして

「こんにちは」と笑顔でお返事

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奇蹟の花


奇蹟の花


深い深い森の奥

簡単には辿り着けない 深い深い森の奥
白く淡い光を放つ花を探しに

辿り着いた者だけが 奇蹟を体験できるんだ

強い強い想いを抱いて やっと見つけた白い花
私はゆくよ 花の中へ

でも
どうして泣いているのだろう
やっと あなたの元へゆくことができるのに

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過去・現在・未来


過去・現在・未来


彼女の目にはどんなふうに映っているのだろう
じっと動かず言葉も発せずただ見つめる

あなたが大きくなっても
変わらない風景だったらいいのにね

後ろで小さな背中を見つめながら想う
遠い昔、自分も同じ経験をしたような気がして

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震える心を


震える心を


本当は小さく少し震えている心を
私が両手で包み込んであげる

温めたいの 

ダメかな?
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