ヒビカラカラ

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再会の場所 - 最後の約束 -


再会の場所


  其処は 音もなく 穏やかな場所


  微かな光の射すテーブルと

  あなたが焼くケーキのいい香りがして


  もう少し待ってね という声に

  待ちきれない子供のように

  私は 胸を躍らせる


  其処は いつか2人が再会する場所


  久しぶりだね と

  笑い合う場所




- 再会の場所 - 

Kotona*kan vol.43 ( photo by yuki / text by hayano)



***************


1月以来、半年ぶりのkotona*kan。vol.43
そして、これが最後のkotona*kanになった。

7月5日の朝、1通のメッセージがこのblogに届いた。
それを読んで、私は悲鳴をあげ、涙が次から次から溢れ、彼女の名前を呼び続けた。
前日だったのか、その日だったのか今となってはどちらでも一緒。
kotona*kanを一緒に作り上げてきたyukiちゃんが亡くなった。

この写真はyukiちゃんが前回のkotonaの後すぐに送ってくれたもの。
次回のkotonaのために。久しぶりに撮れたからと言って。
今となってはこれが最期の彼女の遺した1枚となってしまった。
なかなか言葉が紡げなかった私は、ずっと待ってもらっていた。
やっと出来たよ、yukiちゃん。 遅くなってごめんね。

互いに病を患っていた私達は、不思議な縁で繋がり
kotona*kanが生まれ、これまで数え切れない程メールでやり取りをしてきた。
ある日「今すぐにkotonaの本をすぐに作りたい」と連絡があった。
それまで1冊の本にしようという話しはあって少しずつ計画は進んでいたのだけど
それからあれこれと相談しながら
でも互いの体調が合わず、なかなかスムーズにゆかないまま日が過ぎて
些細なことで私達は疎遠になった。少し時間をおこうと。
その時、彼女は彼女で、私は私で互いにどん底だったのだと今なら思う。
そうするしかなかった。
時間がないかも、と思いながらも私達は連絡を取らずに過ごしていた。

その日の数日前、なんとなくいつもより気になって
ふとメールをしようかと思ったことがあった。結局出来なかったのだけど。
そして、前日。出掛けようとした時に彼女から貰った花のヘアゴムを結んだ瞬間
ぽろんと何かが落ちた。見ると、花びらが1枚剥がれていて。
それはきっとyukiちゃんからの知らせだったのだと、今だから思うけれど・・・・

私達の共通の友人へ、彼女は5月にメールをしていた。
それには、私と疎遠になっていること。そして、私の体調が心配だから
近況を知っていたら教えてほしいと綴られていたという。
それを聞いて、私はまた泣いた。
連絡を取らなくても互いを心配していたことに、嬉しさと悔しさとで。

私は彼女の葬儀に参列しなかった。それは迷って決めたこと。
私達は写真と言葉を通して繋がり、今まで過ごしてきた。
彼女の遺影を前に私は立っていることさえ出来ないだろうと思ったし
何よりそこでお別れをしたくはなかったから。
私とyukiちゃんの形で。2人が紡いできた形で、彼女に挨拶をしようと決めた。
悔いなんて吐き捨てる程あって、でも、悔やまないと決心した。
そして、彼女との約束を必ず果たそう。その時に笑って彼女に会いにゆこうと。

最期の約束。kotona*kanを1冊の本にすること。
必ず約束を果たすよ、yukiちゃん。待っててね。

「私のことを思い出さなくていいから、覚えていてほしい」

彼女が友人にあてたメールにあった言葉。きっと私にもそう言いたかったのだろうと友人は言った。
忘れるわけがない。忘れられるわけがない。
折れそうな時に支え合い交わしてきたたくさんの言葉。
わずかな可能性を信じて、夢をみた未来のこと。
yukiちゃんの分も生きよう・・・なんて、これっぽっちも思っていない。
私の爆弾もまた動き始めたのだから。
ただ、yukiちゃんの分も笑って前を向いていくよ。私のタイムリミットまでは。


これまで、kotona*kanを温かく見守って愛して下さった方。心より感謝します。
ありがとう。
本になった時、それが本当のkotonaの最期です。もちろんここで報告します。

yukiちゃん。今までありがとう。
痛みも苦しみもない場所で、待っていて。ゆっくり休みながら。
最後の約束を果たすまで、見守っていて。

またね。また会おうね。


kotona*kan yuki・hayano

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茨の 道


茨の 道


  透明な空の下

  ちいさな手で

  木の実を摘んで



  ラクな気分で

  さくさくゆこう

  茨の道を



  最後はひとり

  みんな同じ

  ****

  茨の 道
  Kotona*kan vol.42 ( photo by yuki / text by hayano)

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心さえ。


心さえ。



  タイミングに

  偶然と必然があるとしたら


  これは一体どっちなんだろう


  見上げても

  混沌とした気持ちは どうしようもなくて


  言葉が消えてゆく




- 心さえ。 - 
Kotona*kan vol.41 ( photo by yuki / text by hayano)
  
NATURA CLASSICA / agfa200

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風の中で


風の中で

 
 風が ふいた

 一瞬 こころに ふれた

 ぼくだけの きみ

 手を 伸ばして

 届かないと 知っても

 それでも



 闇が きえた

 一粒 なみだが あふれた


 ****

風の 中で
Kotona*kan vol.40 ( text by yuki / photo by hayano )

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